MUFGは、本年4月に新しい中期経営計畫(以下、新中計)をスタートさせましたので、一言ご挨拶申し上げます。
前中期経営計畫では、銀行と信託の法人貸出等の業務統合をはじめとする事業と組織の再編を実施しました。また戦略面ではデジタライゼーションやウェルスマネジメントビジネスなどさまざまな取り組みを進めました。一方、外部環境は新型コロナが想定を上回る景気悪化と低金利をもたらすなど、厳しい狀況となりました。
新型コロナは、世の中の価値観までも大きく変え、企業には、環境や社會の課題解決に取り組むこと、あるいは、より根源的に「自分の會社はそもそも何のためにあるのか」、パーパス(存在意義)を問うことが求められています。
今回、新中計策定に當たってMUFGのパーパスを「世界が進むチカラになる?!工榷xしました。すべてのステークホルダーの皆さまが課題を乗り越え、持続可能な未來、新たなステージへと進むためのチカラとして貢獻していくという決意を込めています。また、経営ビジョンの中心にパーパスを位置付け、MUFG Wayへと名稱変更しました。
MUFG Wayの下、次の3年間、「どのようにチカラになるか」をまとめたものが新中計です。
來たる新しい時代に飛躍するための「挑戦と変革の3年間」と位置付け、3年後のめざす姿として「金融とデジタルの力で未來を切り拓くNo.1ビジネスパートナー」を掲げました。戦略の3本柱に、①會社のありようを変える「企業変革」、②収益力を強化する「成長戦略」、③強靭性を高める「構造改革」を據えています。
戦略の詳細は、2021年4月1日付ニュースリリース「「MUFG Way」の制定および新中期経営計畫について」(PDF / 741KB) をご覧ください。
新中計の実行を通じ、安定的に高い収益を生み出すと同時に、強固な健全性を維持?向上させていくために不可欠であるROE(株主資本利益率)を引き上げていきます。
今まさに変わろうとしている社會やお客さまが前に進む「チカラ」になるために、私たち自身も「挑戦と変革」を通じて変化を続けていきますので、今後とも一層のご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
2021年4月
取締役
代表執行役社長 グループCEO
亀澤 宏規